| ■ ID | 87 |
| ■ 種類 | 論文 |
| ■ タイトル | 埼玉県武甲山における固有絶滅危惧種ミヤマスカシユリの遺伝的多様性 Genetic Diversity of Miyamasukashi-yuri (Lilium maculatum Thunb. var. bukosanense), an Endemic and Endangered Species at Mountain Buko, Saitama, Japan |
| ■ 著者 | アマウリ・アルサテ
A. Arzate
埼玉県環境科学国際センター 三輪誠 M. Miwa 埼玉県環境科学国際センター 嶋田知英 T. Shimada 埼玉県環境科学国際センター 米倉哲志 T. Yonekura 埼玉県環境科学国際センター 小川和雄 K. Ogaw 埼玉県環境科学国際センター |
| ■ 出版元 | 種生物学会 |
| ■ 出版年 | 2005 |
| ■ 誌名・巻・号・年 | Plant Species Biology, Vol. 20, No.1, 43-51, 2005 |
| ■ 抄録・要旨 | ミヤマスカシユリは埼玉県に固有に生育し、絶滅に瀕した植物として、さいたまレッドデータブックに記載されている。これまでに、その遺伝的多様性と個体群遺伝構造に関する報告はほとんどされていない。そこで、我々は、葉緑体DNAとISSRマーカーを用いて、ミヤマスカシユリの集団遺伝学的な研究を行った。DNA解析を行うために、46個体のミヤマスカシユリの葉が武甲山の２つの個体群から採取された。葉緑体DNAのPCR-RFLP解析により、採取された46個体の母親の起源は遺伝的に近いことが示唆された。また、ISSRマーカーを用いた解析により、採取された46個体はクローン繁殖ではなく、ほとんどが種子繁殖したと考えられた。さらに、２つの個体群から採取した全ての個体は遺伝的類似性が高かった。 |
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